意識したのは「自分」がどうしたいか、
仕事への想いを伝えること

自分は大学が仙台でUターン希望でした。山形の企業かつ人々の役に立つ仕事がしたいと思い、業界で言うとガス業界をメイン軸に企業を見ていました。
当時は、今のようなWebでのSPI・イベントなどはなかったので、就活と言えばイベントや企業に実際に足を運ぶのが普通でした。イベント会場でも、SPI受検で訪問した会社でも、自分以外の他の就活生がたくさんいました。
当社選考のきっかけは、山形ビッグウイングでの合同企業説明会です。先に企業調べをして目星をつけた企業の話を聞くつもりで参加したのですが、当社ブースでも面談順を待ち並んでいるときに他学生がたくさんいるのを見て、結構な緊張感があったのを覚えています。逆に、その後の当社選考では、最終面接でとても和やかな雰囲気でやりとりできたことが印象に残っています。

野球、サッカー、格闘技、バスケなどジャンル問わずスポーツ観戦が好きです。会場に行ったりサブスクでも見ます。
少し前に、当社が協賛もしているJ2モンテディオ山形観戦に、同じエネルギー課の先輩後輩と4人で行きました。山形で開催されるフランス一部リーグ海外チームとの親善試合で、そのチームには元日本代表で現在フランスで活躍する選手もいるという見ごたえのある試合でした。
自分は入社から同じ部署にいるからというのもありますが、普段から部署内は仲が良く、お互いプライベートも誘い合って皆で楽しく過ごしています。

【 通常業務 】
エネルギー課では、LPガスを一般顧客に供給販売するガス販売店や、消費量の多い大口顧客を担当しています。一般顧客担当後に販売店担当になりましたが、前者はBtoCの関係、エンドユーザーを持つ販売店の担当はBtoBの関係で違いがあります。販売店それぞれが経営者でエンドユーザーを抱えていますので、私の対応の遅れは販売店の遅れ、販売店の経営活動に影響が出るととらえ「正確さとスピード」には注意しています。例えば見積書の掲示でも、販売店はやりとりの金額単位が「○円」ではなく、「〇銭」とより細かいです。その差で交渉が左右されるので1円の価値が大きいですし、小さな間違いもシビアに意識しています。
他、課内業務では、3テーマに分かれ随時、若手中堅混合チームで新施策を考える機会があります。上司への定期報告で助言をいただきながら、若手の意見を採用してもらえることも多いので、アイディアを出している側としての一定の責任は伴いますが、年齢経験に関わらず意見を聞いてもらえる環境だという実感があります。

【 兼任業務 】
事業戦略企画室では、自治体事業チームに所属し、全社プロジェクトとして、各部署から成るメンバーで「水素の利活用と周知」について県市に向けた提案や、企業への水素商材導入提案を行っています。自分に求められるものも変わってきていて、「自分はどう思うか、どうしたいか」を伝えるのが、企画では特に大事だと思っています。この点はエネルギー課でも上司からよく言われてきました。どうしたらいいのかを周りに尋ねるのではなく、「自分はこう思うのでこうしたい」という説明を、リスクとパターンを想定して上司に相談するよう意識しています。リスクとパターンの考慮は、販売店担当を経験し身に付いたものですが企画の場でも活かされていると感じます。

営業担当の仕事とはまた違い学びがあった仕事は、今もやっている事務局です。LPガスの販売店担当として、当社と販売店各社との親睦連携を深める旅行などを企画運営します。担当になった最初の頃、「いい意味で期待を裏切れ」「最大限できることをやろう」と社長・会長に助言を受けたのを覚えています。目的地や会食会場、タイムスケジュール検討の他、参加者への案内資料は旅行会社のものだけでなく、当社まとめ資料も準備し、旅行内容にも地域性などを取り入れたりします。事務局は、参加者をお連れする立場ですので、旅行会社の資料に頼るのではなく、細かい部分も全体を把握し理解できている状態をめざして業務にあたっています。
こういった会合は、経営者の方であれば複数参加されているからこそ、比較されるものです。「こんな面白いことも体験できるのか」と感じてもらえるよう、当社と販売店各社だけでなく、販売店同士が有意義な情報交換をできる場にすることを意識しています。

あとは、どんな仕事でも心がけているのは、周りの人のおかげで仕事ができているという感謝を忘れないことです。社内の部署職種問わず色んな人の仕事は繋がっていて、自分も助けられて仕事ができているからです。

学生の内にやっておくといいのは、やっぱり内定期間から卒業までの旅行や今しかできない経験です。時間を皆で合わせて集まるのは働きだすと難しいですし、ふとしたときにそういう思い出があったなと振り返ることができるのが自分にとってあとで大事になる気がします。
自己分析も自問自答の繰り返しになると思いますが、あとで振り返ると、人生で一番自分自身を知り、客観的に捉えるいい機会になります。自己分析がちゃんとできていると、個性や長所を伸ばせる、自分らしさを出せる会社に出会いやすくなるはずです！